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先輩からのメッセージ

既卒看護師
西2階病棟重症心身障がい児(者)病棟
西2階病棟重症心身障がい児(者)病棟

この病院を選んだ理由

この病院へ実習に来て、家族のように親身になって患者さま中心の看護を常に考えている看護師に心動かされました。病院という概念を大きく変えてくれたのが鈴鹿病院です。入院生活という限られた環境の中で、患者さまの自律性に目を向けることの大切さを痛感しました。神経難病という大病を患いながらも、毎日その人らしく過ごしている患者さまを家族のように支え、一人ひとりのQOLを考えている医療チームに私も参加したく、この病院を選びました。

西2階病棟重症心身障がい児(者)病棟

現在の仕事内容

当院における重症心身障がい児(者)は、病棟での療養が生活の場となっており、看護師は主に食事介助やおむつ交換、入浴介助などの日常生活援助を中心に業務を行っています。患者さまの身体機能や疾患の特性に応じて、何年、何十年先の状態をイメージし、今必要な看護は何かを考えながら、日々関わっています。
食事の場面では、患者さまの現在の全身状態や嚥下機能を評価し、長期的に安全に楽しく食事ができるように、多職種で検討しています。療育活動として、保育士と一緒に患者さまの誕生日や還暦のお祝いをすることもあり、アットホームな雰囲気で関わっています。
コロナで患者さまとご家族が会えない状況が続き、双方が孤独で寂しい思いをしています。ご家族に患者さまの病棟での様子を伝え、療育で作成した作品に手紙を添えて送付するなどして、患者さまとご家族の絆をつなぐことも看護師の役割です。

患者さんに看護を提供するにあたって心掛けていること

重心病棟の患者さまは言葉で何かを伝えることが難しい方が多く、看護師にはコミュニケーション能力が必要不可欠です。言葉で伝えることが難しい分、日々の関わりを通して、「いつもと何か違う気がする」「何かを伝えようとしている」という細かな観察ができるよう心掛けています。慢性的な病態である一方で、突発的な出来事によって身体機能が低下し、ADLが著しく低下することもあります。患者さまは自分の気持ちや状態をなんらかのサインで表してくれるので、そのサインに気づけるように心掛けています。

看護師になってよかったと思うとき

患者さまに一番近い立場、誰よりも身近な存在として関わることで患者さまの変化に早期に気づくことができた時に、看護師としての責任を感じ、やりがいにつながります。
患者さまと関わっていくうちに、徐々に気持ちの表出をしてくれて、コミュニケーションをとることができた時には喜びを感じます。様々な関わり方を通して信頼関係を築き、患者さまを理解した上で、ニーズに応じた看護を提供したいと考えています。
重心看護はその患者さまの人生の先を見越した看護が必要であり、一人の看護師として患者さまの人生、生活の意味、喜びのサポートをすることができます。長期的に看護介入を行って、患者さまが出来ることが増えること(成長)や、患者さまの笑顔を見られた時、そしてそれをスタッフやご家族と共有できた時、看護師になってよかったと実感しています。

この病院に入職してよかったと思うこと

国立病院機構であり、教育課程がレベルごとに設定されているため、先輩の指導の下 、スムーズにレベルアップができます。様々な職歴のある先輩が多く、指導していただける内容の幅が広いこともメリットの一つです。看護の基礎だけでなく、専門性のある人工呼吸器管理や摂食嚥下についても、チーム医療・委員会を通して学べます。
患者さまは比較的、安定した病状であるため、看護を工夫して多方面からアプローチすることができ、患者さま・ご家族と深い関わりを持つことができるので、看護のやりがいを感じられる病院です。また、福利厚生が充実しており、仕事とプライベートを両立することができるので、この病院に入職してよかったと思っています。

看護師としての今後の目標

看護の基礎を学んだうえで、専門性のある人工呼吸器管理や摂食嚥下評価、口腔ケア方法などについて、国立病院機構を通して学びを深めていきたいです。また、重症心身障がい児(者)分野における研究にも視野を向け、個別性のある看護について学びを深めていきたいと考えています。
コロナ下での入社であったため、これまでは患者さまとご家族との関わりが少なかったので、今後は病院行事や直接面会を通して、患者さまとご家族の人生を少しでも豊かにできるように積極的に関わりたいです。
地域で生活する重症心身障がい児(者)とご家族をレスパイトなどを目的としたショートステイを通して受け入れられるよう、病棟や地域連携室と連携していくことも目標の一つです。重症心身障がい児(者)が住み慣れた地域・ご自宅で暮らしていけるように、病院だけでなく地域にも視野を広げていきたいです。

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