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診療科・部門

栄養管理室

入院患者様通園事業の方の食事を提供させて頂いております。当院は、長期療養の方が多くお見えになるため、出来る限り患者様の嗜好及び食形態を考慮して安心・安全な食事の提供を栄養管理室一同心掛けております。

栄養管理室構成員

  • 栄養管理室長:1名
  • 管理栄養士:2名
  • 調理師長:1名
  • 委託調理者:8名

食事数(1日当たり)

入院食 422食
通園食 5食
濃厚流動食 357食
1日合計 784食

厨房内風景

下処理理・調理室・配膳室を衛生区域、非衛生区域別に明確にし、衛生管理の充実を図りさらに「温かい献立は温かく、冷たい献立は冷たく」をモットーとして、温冷配膳車を用いて配食しています。

下処理室 調理室 調理室(盛り付け) 配膳室
下処理室 調理室 調理室(盛り付け) 配膳室

365日の選択メニュー

当院は、長期療養の患者様が中心で、少しでも患者様の嗜好に合った食事を提供させていただきたいがため、一般食を摂取されている患者様方には、原則、1年365日毎日の昼食と夕食をA、B、2種類の献立から選択できるよう、病院スタッフ一丸となって努力し、提供させていただいております。

ある日のメニュー

昼食

【A食】

  • ・えびてんぷらうどん
  • ・和風サラダ
  • ・パイン缶
  • ・ソフールストロベリー
主食量 170g たん白質 22.9g
エネルギー 538kcal 脂肪 14.1g
昼食・A食

【B食】

  • ・米飯
  • ・卵焼
  • ・わかさぎ唐揚げ
  • ・和風サラダ
  • ・南瓜いんげん煮
  • ・パイン缶
主食量 170g たん白質 18.2g
エネルギー 544kcal 脂肪 13.2g
昼食・B食

夕食

【A食】

  • ・米飯
  • ・穴子煮付うすあじ
  • ・豚汁
  • ・奈良漬
主食量 170g たん白質 23.8g
エネルギー 485kcal 脂肪 10.8g
夕食・A食

【B食】

  • ・米飯
  • ・カキフライ
  • ・絹さやガーリックソテー
  • ・ナムル
  • ・海草サラダ
  • ・奈良漬
主食量 170g たん白質 14.5g
エネルギー 602kcal 脂肪 25.1g
夕食・B食

筋ジストロフィーの方の食事の特徴

筋ジストロフィーの方の食事の嗜好の特徴を列挙いたします。障害度の進行と共に、摂食・嚥下も漸次変化し、様々な症状が現れてくるといわれています。

【食べやすい食品】

ゾル状(生卵)、ゲル状(寒天・ゼラチン)、適当な粘調度があるもの(カレー・シチュー・納豆)、飲み込む時に滑り込む形状のもの(ゼリー・ヨーグルト・温泉卵)

【好まれるお料理】

コロッケ、餃子、やきそば、丼物、炒飯、麺類、ラーメン、刺身、カレー、じゃが芋料理、すし、鶏から揚げ、サラダ、焼肉、秋刀魚、ハンバーグ、くしかつ、トンカツ

【好まれるおやつ】

スナック菓子、ジュース、チョコレート、プリン、ゼリー、せんべい、菓子パン、インスタントラーメン

【食べにくい食品】

繊維質の多い野菜(青菜の葉じく・トマトの皮)、弾力のある肉(ウインナーの皮・厚みのある肉)、ひっかかるもの(油揚げ・もやし)、口の中に入れて水分の少ない、まとまりにくい、硬い物

【食べにくい調理方法】

調理することにより水分の蒸発が原因で食品がぱさつく状態になる、いわゆる水分の少ない調理厚みのある焼肉、金平ごぼう、ささみチーズ焼き、魚塩焼き、鶏照り焼き

【比較的好まれないお料理】

お浸し、酢の物、野菜煮物、煮魚、和え物

食事のことで困った時は

【食品が噛みにくくなったり、飲み込みにくくなった場合】

  • ・噛みにくくなった場合
    食品を調理後、食べやすい大きさに切ります(ひとくち大、刻み等)
  • ・飲み込みにくくなった場合
    片栗粉や、簡単に手軽に使用できる増粘調剤でとろみをつけ滑りを良くして飲み込みやすくします。
    なめらかな食事にするため調理されたものをミキサーにかけます。
    (この場合、スープやだし汁で味、濃度の調整をします。)

【一度の食事の量が少ない時にどうするか】

一度の食事の量が少ない時は、濃厚流動食で栄養を補給するのも良い方法です。補食の時間帯は、朝食と昼食の間と、就寝前がより効果があります。


 
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